ビル建設事業の視点から見た都市開発理念
本日は港区企業の森ビル様にて、ビル建設事業の視点から見た都市開発理念を伺ってきました。
写真は東京都が一望できるジオラマで、指を伸ばしている先が東京都議会のある都庁です。
隣にはニューヨークと上海の模型もあり、東京の規模を比較して捉えることが出来ます。
こうして俯瞰して見ると、都民にも観光客にも解放されていないスペースも見受けられます。
こういった場所に何を作っていくのか、東京がまだまだ成長する伸び代があるように感じました。
町づくりには、エネルギーや環境・災害など、表に現れにくい生活への影響まで目を光らせる必要があります。
・自家発電により1秒も電気が切れることがない。むしろ、余った電気を外部に提供出来る
・高度な耐震技術により屋外よりも安全な建造物内
・居住者間のコミュニティ形成を強めることで共助精神を育む
・効率の良い設計を心がけることで緑化を維持
など、
東京都民一人一人が安心して住める町づくりを実現するための具体的な取り組みを聞くことが出来ました。
また、世界の都市総合力ランキングがまとめられている資料も拝見しました。
ロンドンやニューヨークなど、他の「経済」スコアの高い都市に比べると「文化・交流」のスコアが少し低いのが気になりましたが、資料を詳しく読んでみると近年は上昇傾向にあるとのことです。
日本のソフト力の海外発信は常日頃考えており、文教委員としても力を入れていくべきテーマと考えております。
大都市は「集積」と「選択」が大きな魅力ですから、多様な人たちが更に、集まりやすく・生活しやすく・働きやすく、都政からの視点で都市開発の理念を熟考する、大変良い機会を得ることが出来ました。
ありがとうございました。