都議会第3回定例会 小池都知事に代表質問の答弁をいただきました
活動情報 | 2020.09.30
たいへん多くの皆さまにご要望、ご意見、ご提言を頂いていた「東京の輝く食文化の強化」「東京の飲食業にかかわる皆さまへの長期的な支援」について、昨日の都議会第3回定例会の私共の代表質問に対して、小池都知事が力強く答弁してくれました。長尺になりますが、要旨をご覧ください。
(都民ファーストの会 代表質問)
「食」産業は、飲食店・納入業者・農林水産業・観光など関連産業のすそ野が極めて広く、国内外から多くの人を惹きつける波及効果の大きな東京の国際競争力を高めている産業です。
しかし、感染症の多大な影響により、関連産業と共に東京の「食」の魅力が危機に瀕しています。これまで飲食店の業態転換支援など様々な支援策を実現してきましたが、今後、コロナ禍を契機に、都内の「食」産業を一層強靭化することが必要です。
都心の小さな空きスペースやビルの空き室を活かした農産物の生産、ICT活用による生産・流通過程の合理化、シェアキッチンやゴーストレストランといったコンセプトによる新たな形態、フードロスゼロの取組など、各段階におけるイノベーションを促し、東京の「食」の集積をさらに競争力のあるものに進化させるべきです。
新たに策定する東京都の長期戦略の中で「食」を東京の都市としての競争力の一つと明確に位置づけるべきと考えますが、知事の見解を伺います。
(小池都知事 答弁)
東京は、和食はもとより、世界中の多様な「食」を楽しめる魅力溢れる都市です。新鮮な農水産品の生産者、流通業者、料理人など、人々の情熱と磨き抜かれた技によって、豊かな食文化が育まれてきました。
その「食」が新型コロナウイルス感染症によって大きな影響を受けています。感染症による影響の長期化が見込まれる中、この状態が続けば、東京が世界に誇る貴重な魅力を失いかねません。
コロナ禍において「食」に関わる、生産から流通、消費のそれぞれの段階において、どのように変貌を遂げれば生き残っていけるか。先端技術の活用や、設備の高度化による生産性の向上、消費行動の変化を見据えた業態転換、販路開拓など、事業者の様々な創意工夫への支援を講じ、「食」の関連産業の復興や、さらなる成長を後押ししていかなければなりません。
東京が持つ「食」の魅力は、都市の競争力の源泉であり、「世界から選ばれる都市」となる上でも、大きな強みです。新型コロナウイルスの危機を乗り越えるための取組を進め、東京がコロナ後も「世界の台所」として、さらに輝き続けるための政策を練り上げ、食文化の魅力溢れる
東京を実現する取組を、東京の長期戦略に盛り込んでいきます。 以上