女性の再チャレンジ
50代で弁護士になられた河合祥子先生とご一緒し、困難な状況にある女性の皆さんのために是非、力を尽くそうと誓い合いました。
河合先生と私は息子たちの出身高校が一緒で、長年のママ友です。お会いした頃は3人のお子様を育てる楚々とした奥さまでしたが、45歳の時に「弁護士」になろうと決意し、3回目の司法試験で見事合格されました。
合格までは、毎朝3時に起きて5時からお子様方のお弁当を作り9時からロースクールで学ぶという生活だったそうです。子どもと一体化してしまう母親が多いので、それだけではなく、社会のために貢献したいと思われたとのことです。
私は、20数年前、民放の報道記者でカイロ支局長だった夫が、突然、取材中の小型飛行機の墜落事故で亡くなり、幼い息子二人と共に約4年ぶりに日本に帰国した時のことを思い出します。主婦として、母として暮らしていた人生が悲しみとともに大きく転換しました。
民間企業で契約社員として働くチャンスをもらい、評価を受け、正社員に登用され、管理職になることもできましたが、その過程では、パワハラやセクハラ、DVに遭遇したことも事実です。一方で子育てを両立するために保育士や家事手伝いやベビーシッターの皆さんにたいへん助けて頂きました。
このように人生においては多くの困難が突然起きたり、転換期がありますが、必ず再チャレンジできる、必ず立ち直れる環境を整えることが政治の務めでもあります。本日から始まる、東京都議会第1回定例会では、こうした内容について一般質問いたします。