女性の多様な生き方の実現
先日、他党の男性都議から「子育てはせめて3歳までは母親が家にいてするべきと我が党は考えている」と言われかなり驚きました。もちろん母親の深い愛情は何よりも大切ですが、仕事を続けキャリアを積みながら、子どもを育てる女性達や、夫の死亡や離婚で働くことになった母親達の実態を全く理解していません。
こうした男性議員ばかりが都議会の大多数を占めていたのですから真の女性活躍推進が行われてこなかった訳です。改めて、様々な経験を持つ女性議員が増えたことは、都民のために大きな進歩だと思います。
本日は、昨年5月から皆さんの意見を集め、女性議員達で議論を重ねてきた「女性の多様な生き方の実現に向けた要望」を小池知事に提出しました。
女性が生き生きとしなやかに笑顔で生きるために必要な取り組みを、就職、結婚、出産、育児、キャリア継続、介護、そして、退職と再就職というライフ・イベントごとに新たな視点を入れて取りまとめました。
例えば、女性のミドル・シニア世代で、家族の世話も一段落したので、再就職をしたいと思った時です。必要とされるワード、エクセル、パワーポイントなどのPC作業スキルや、実用英語などのスキルを自宅で習得できるように、首都大学東京によるオンライン学習サービスの無償提供など、適切な支援策を検討、実施することを要望しました。